Vol.193英文法コラム

第6回 前置詞で一歩前に!


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喜津木多聞(きつき・たもん):Tom

英語の「音」に惚れ込み、英語が大好きな小中高生時代を送るが、受験の文法は大の苦手。大学入試センター試験で壊滅的な結果を残し、大手予備校で浪人を経験。そこで英文法の論理性、利便性、その明瞭さに感銘を受ける。大学卒業後3年間、東京・神奈川の塾で英語講師として中学~高校3年生の英語を担当。現在、Galaxy Educationにて4校連携のマーケティング・マネジャーとして働く。英語で英語の説明をされてもどうしても分からない時には、日本語でバッチリ説明可。

日本語で理解しない!? 前置詞の覚え方

 名詞の前に置く詞(ことば)を「前置詞」といいます。基本的に前置詞はモノとモノの位置の関係性を表していて、前回コラムの「冠詞」に続き、日本人の英語学習者にとっては難関といえる領域です。
 日本語では名詞の後に詞を置いてモノとモノの位置関係を示しますが、英語の場合は前に名詞が来るため習得に時間がかかります。下記例を見てみましょう。

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 日本語では両者ともに「に」が当てはまるところですが、英語だと必ずしも同じになるとは限らず「at」と「in」になっています。つまり日本語と英語は常に対応しているというわけではないため、前置詞に関しては日本語で理解しない方が得策です。
 そのため、使用される状況やその前置詞が持つイメージを掴み言語化すると、効率良く覚えることができるでしょう。

核心的(コア)イメージで前置詞マスターに!

 前置詞を書き出してみると実は30種類ほどあるのですが、今回は中でも特に実用的で重要なものを9つに絞って紹介します。派生のしやすさと使い勝手の良さから日常会話でも頻出するので、それぞれの前置詞が持つ意味をイメージしながら理解しましょう。
 前置詞をイメージで理解するという習慣が付けば、新出の使用法が搭乗したときにも困りません。例えば「at」のイメージは「点」。これを日本語の「に」と丸暗記していると、使用法が変わったときや、派生したとき、柔軟に対応できません。

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