
チェコ共和国 ― Czech Republic ―
Angelika Pecháčováさん

「雪化粧したプラハが幻想的で好き」

チェコの正月の過ごし方は、人それぞれ。基本的には、年末の夜になるとたくさんの歌手や芸能人が出演するショーなどをテレビで見て、家の裏で小さいサイズの花火をしたり、夜中になると子どもはちょっとだけシャンパンを舐めさせてもらえたり、いろいろです。
20代にもなると、家族というよりは友達と過ごすことの方が多いかもしれません。私の場合は、友達同士で集まって誰かの家でパーティーをするのが恒例で、みんなで持ち寄った料理を楽しみます。
ホームパーティーでは一般的に、小さなバゲットにポテトサラダやハム、ペペロニ、チーズ、オリーブ、ゆで卵などを乗せたチェコ料理「Jednohubky」を食べます。サイズは一口大。種類がたくさんあるので、次から次へと手が伸びてしまうおいしさです。私はグレープやミカンの缶詰を乗せたりするのも、フルーティーな味わいで好きですね。
また、飲むのが大好きなチェコ人にとって年末年始のアルコールも欠かせない存在。意外と知られていないのですが、チェコのクラフトビールはとてもよくできていて、ビールで有名なドイツに行ったことがある人にも「チェコのビールは最高だよ!」と言われるほど。夜中になってもまだ元気がある人は、遅くまで営業しているパブやバーに行ったり花火鑑賞をしたりライブミュージックを楽しんだりとそれぞれの過ごし方をしているようです。
そんな話題に尽きない内容たっぷりのチェコの年末年始には、家庭ごみを出すと運気を逃がしてしまうとのことで、ごみ袋を出さないようにするのが昔からの風習の一つになっています。また、幸運を遠ざけるという理由から洋服を洗濯したり乾かしたりするのも駄目。一方で、レンズ豆のスープ(Lentil Soup)を食べれば金運に恵まれるのだともいわれています。
チェコの正月は休みが元旦の1日しかないのでほとんどただの祝日と同じような扱いですが、みんなそれぞれ満喫していますね。何より、運良く雪が降ったら最高。夜の景色などはとても幻想的で、ロマンチックな雰囲気を味わうことができるんです。

韓国 ― Republic of Korea ―
Eunyoung Kimさん

「今年の夏休みは思う存分楽しみたい」
一年の中でも特に大きな行事の一つである正月ですが、親戚が集まって盛大に祝ったり、大掃除をしたりおせち料理を作ったりといろいろ忙しい日本とは少し違って、それほどしっかりとした風習があるわけではありません。過ごし方は人によって異なり、友達と遊びに行く人もいるでしょうし、若い人の中にはパーティーをして楽しむ人もたくさんいます。
また、日本では年末年始を迎えると煩悩を追い払うために「除夜の鐘」を突きますが、韓国にも「普信閣(ポシンガク)」という場所で巨大な鐘を鳴らして新年を祝う風習があります。首都ソウルやほかの都市部だと大きな寺院に行ったりしますが、少し郊外になると、近くの公園に鐘があれば鳴らすし、ない場合でも花火を打ち上げたりして一年の幸せを願うんです。カウントダウンも一緒にするので、大盛り上がりの一大イベントになっています。
加えて、「トックッ("トッ"は餅、"クッ"は汁物の意)」というスライスしたお餅をスープに入れた料理を食べるのも伝統的な習慣の一つ。そのため、生まれた年を1歳と数え、年が明けるごとに1つずつ年を取っていく「数え年」を使っている韓国では、「トックッを食べると1歳年を取る」とされていて、中には「年を取りたくないから私は食べない!」という人もいたりしますね。
韓国では大みそかの日も平日と同じ扱い。休日とかぶらない限り仕事にも行くし、大人たちが休めるのは元旦の1月1日のみです。ここで少し興味深く思うのは、大みそかは普通の日なのに、クリスマス(12月25日)と「ソッカタンシニル」と呼ばれる釈迦誕生日(5月25日)は祝日として設定されているところ。韓国はこういった宗教関連のイベントや行事に対しては割と寛容的なのかなと感じています。
今はニュージーランドのカフェで働いているのですが、クリスマスから年末年始にかけて、3週間ほどの休みがもらえるという話を聞きました。まだ国内を旅行したことがあまりないので、ホリデー中にはいろいろな場所を回ってみたいと思っています。


