
屋台に餅つき、神輿にコスプレ…。オークランドの街が「ジャパンカラー」に染まる年に一度のイベント「JAPAN DAY」が2月26日(日)にQueens Wharfで開かれます。16回目となる今年は、初めての試みとして25日(土)16:00から前夜祭も行われます。ファンを増やしながら、年々パワーアップしていくJAPAN DAY。本番に向けての意気込みを実行委員長の成田吉司さんに伺いました。
2017年16th JAPAN DAY実行委員長の成田吉司さん

JAPAN DAYの開催は昨年が15回目の節目でした。昨年はアニメやコスプレといった日本のサブカルチャーを取り入れ、好評を得ました。今年も茶道や書道、生け花といったトラディショナルな日本の文化と、ポップなカルチャーをうまくミックスして、来場者に楽しんでもらいたいと思います。日本の最新のトレンドを取り入れて、常に「新しい日本」を魅せていきたいですね。

コヒマラマの小さな会場でスタートしたJAPAN DAYですが、徐々に規模を大きくし、アクセスの良いウォーターフロントに移って今年で3回目になります。オークランドではかなり定着しつつあると思いますが、日本人会だけの行事としてではなく、ローカルの人に根付いた年中行事として育てていきたい。中華系のランタンフェスティバルやインド系のディワリフェスティバルのように、ゆくゆくは複数日の開催も視野に入れています。今後さらに盛り上げていくためのステップとして、今年は初めて前夜祭を行うことになりました。

JAPAN DAYを通じて、ニュージーランドの人に日本について知ってもらい、日本のことを好きになってもらうことがこのイベントの目的です。それから、ここで暮らす日本人の子どもたちに日本のお祭りを体験してもらいたい。日本に愛着を持つ人が増えることで、日本の文化に馴染みができたり、日本の企業がここでビジネスをしていく上でスムーズになるといったことが結果として起きてくればいいなと思います。
今年は2月という特に気候の良い時期に開催できることを嬉しく思います。ぜひ前夜祭から多くの方に足を運んでいただけることを期待しています。

