Vol.142 NZでホスピタリティを学ぶーwhitereia


いつかブライダルプランナーになりたいんです、と夢を語る角田萌美さん。高校生の時から住みたいと思っていたニュージーランドでホスピタリティを学び、夢への道を一歩ずつ着実に進む。英語での言葉の壁に苦しんだ時期を乗り越えて、今はホテルでインターンシップをしながらニュージーランドで充実した生活を送っている。

whitereia【Profile】
角田 萌美さん Moemi Tsunoda
Whitireia ホスピタリティーコース
1991年10月5日生まれ。 群馬県前橋市出身。 高校卒業後、東京の専門学校で1年間IELTSの勉強をしてから、約3年前にニュージーランドに入国。英語コースに1年通い、英語力をつけてからホスピタリティコースへ。 休みの日は、お友達とショッピングや雑貨屋・カフェ巡りをするのが好き。

ホスピタリティー
初めはとまどったKiwi英語にだいぶ慣れてきた。
ホスピタリティー
休みの日はお友達とカフェ巡りをするのが好き。
ホスピタリティー
ホスピタリティー
高校生の頃からいつかニュージーランドに住みたいと思っていた。
ホスピタリティー

ニュージーランドへ来るきっかけ
高校2年生の時の春休み、姉妹校の提携をしていたオークランドの高校に、1週間語学研修に来たんです。その時は全然英語が話せなくて、悔しい気持ちと共に英語をもっと勉強して話せる様になりたい、そしていつかニュージーランドに戻ってきたい、とずっと思っていました。高校では普通科に通っていたのですが、卒業後は1年間東京の留学の専門学校で英語を勉強しました。東京で一人暮らしをしていたこともあり、親元を離れて海外で暮らすということに特に不安はなかったのですが、やはり一番不安だったのが言葉ですね。なので、まずは日本で通っていた専門学校と提携しているWhitireiaで1年間英語を勉強しました。

日本とニュージーランドの授業の違いにとまどう
WhitireiaのIELTSのクラスは20人くらい生徒さんがいるんですが、20人の注目を浴びながら喋ることに初めはすごく抵抗がありました。なかなか喋れずにいたら、先生にもっと喋りなさいって注意されたんです。一生懸命頑張っていても、喋らないと先生に興味がないと思われてしまうんですよね。日本の専門学校でも英語を勉強しましたが、講義式の授業が多かったので、そんなに喋ることを要求されないし、人前で喋ることにも慣れていないので、慣れるまでにとても時間がかかりました。でもその甲斐もあり、8ヶ月間のホームステイをしていたこともあり、英語に自信が付き、人に自分の気持ちを英語で表現することにだんだんと抵抗がなくなり、確実に英語力が身に付いたのが自分でも実感できました。そうして1年間の英語コースを修了後、同じWhitireiaの2年間のホスピタリティのコースへ進学しました。

カリナリーフェアでメダル受賞
ホスピタリティーコースに入った頃から、カリナリーフェアに出場したいと思っていたのですが、勉強も忙しくなりなかなか出られず、今回の大会は勉強が落ち着いてからの大会でしたので、時間的にも余裕があり参加しました。8月18・19日の大会のうち、私が出場したのは18日だけで、出場者はキウイ・日本人・韓国人・中国人・フィリピン人・インド人等国際色豊かでした。審査内容はテーブルセッティングで、まず始めは、制限時間5分間で決められたものを順序よく綺麗にテーブルの上に並べます。次はイスやテーブルのクリーニングや食器やグラス磨き、そしてお花・塩こしょう・食器やナプキン等を決められた順序で適切な位置にセットします。この制限時間は30分です。そして最後に15分間のゲストサービスです。ゲストが来て、挨拶・自己紹介から始まり、席へ案内後、前菜からデザートまで本当にサービスしているかのようにサービスをし、ゲストが帰ったら審査は終了です。審査員たちは随時私たちの様子を見ていて、時間内にどれだけ適切に順序良くセッティング、サービスをできているのかが審査されます。サービスをする時に、なるべくゲストと話すようにしないといけなかったので、何を話そうか、と考えるのが大変でした。とても緊張したのですが、審査員の方々が私たちの緊張を和らげようと気軽に話しかけてくれたり、終わった後も感想をくれたり、とても優しくしてくれたのが印象に残っています。メダルを取れたと知った時は驚きましたが、頑張って練習した成果がでたのでとても嬉しかったです。また、他の出場者を見て、人によって花の種類やナプキンの折り方など違うので、とても参考になりました。

ホテルでのインターンシップ
ホスピタリティーコース2年のうち、3ヶ月間の有給インターンシップがあります。学校からスタンフォードホテル内のジャパニーズレストラン「Kabuki」を紹介してもらったのですが、採用面接はとても緊張しました。他にも応募者がいた中、私が選ばれたのはラッキーだとも思いますが、面接は手応えがあり、Whitireiaで学んだ英語やホスピタリティーのおかげだと思っています。今、インターンシップをして2ヶ月が経ちました。たまにランチタイムに働く事もありますが、基本的にはディナータイムに働いています。オークランドの日本食レストランは日本人や韓国人が働いていることが多いと思うのですが、Kabukiはフィリピン人やインドネシア人など国籍豊かで、仕事中はずっと英語を使っています。 お客様は、地元KIWIの方が多いので慣れるまでKIWI英語が聞き取れなくて苦労しましたね。ワインの種類が多いので、ワインの名前を聞き取るのも大変ですし、注文の聞き間違いをしてしまったことがあります。例えば「フォークをください」と言われたのに、「コーク」だと思って飲み物のコーラを出してしまいました。今はKIWI英語にもだいぶ慣れ、お店が混んでいない時はお客様との会話を楽しむ余裕が出て来て、楽しく働いています。


夢のブライダルプランナーへの道
高校生・専門学校生の時、アルバイトでブライダルの会社で働いていたことがあります。結婚式って女性が一番輝く時ですよね。花嫁さんはもちろんキレイですし、出席している方々もキレイですし、そこにいる皆がキレイで、そんな結婚式を作るウェディングプランナーになりたい、と思う様になりました。インターンシップを終了し、学校を卒業した後も、引き続き今のレストランで働く予定です。半年後、ホテル内で異動のチャンスがありますので、バンケット(パーティーやウェディング担当)の部署への異動願いを出そうと思っています。そしていつか、ニュージーランドや日本でウェディングプランナーとして働き、素敵な結婚式を作りたいと思っています。

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