2019年3月3日(日)にイーデン・パークで初の開催を迎え、来場者数4万5千人を記録した第18回JAPAN DAY。実行委員長の成田吉司さんに、大盛況のうちに幕を閉じたJAPAN DAYの感想や取り組みなどについて、お話を伺いました。
― 今回は初のイーデン・パーク開催ということになりましたが、手応えはどうでしたか?
今年は新しい会場に移り、何度も下見に赴いたり打ち合わせを重ねたりして挑んだのですが、前日の設営段階や当日など直前になってから発覚した問題も多く、やはり図面を通して案を練るのと実行するのとでは勝手が違うなと実感させられた年になりました。
そのことで実際に出展者の方々への影響があったりもしたので、次に生かさなければならない部分だと思っています。また、いろいろな方からフィードバックもいただき、来年に向けた改善点も徐々に見えてきました。これからまた反省会や会議などを繰り返しながら、運営側のノウハウとして、次につなげていきたいと考えています。
― 今年の取り組みについて聞かせてください。
皆さまのご協力の結果ですが、日本はもちろん、アジア各国で子どもたちに大人気の「しまじろう」を呼ぶことができました。これがもうすごい人気ぶりで、会場内を歩いているだけでたくさんの方から「しまじろうはどこ?」と質問をいただきましたね。
また、和太鼓奏者の古立ケンジさん、三味線奏者の大野敬正さん、破天航路さんなど、世界で活躍している方々の素晴らしいパフォーマンスをお届けできたこと。メインステージそのものも、視覚的にも音響面でも今までにないクオリティーだったんですよ。
そして、エンターテインメント広場を設け、来場者の間近でパフォーマンスを披露していただけたことも、今年の新たな取り組みの一つとなりました。日本のパフォーマーと地元の人とが触れ合える良い機会になったのではと思っています。
JAPAN DAYももう18回目の開催となりましたが、今回は特にエンターテインメントが充実した内容となったのではないでしょうか。
― JAPAN DAYとしての今後の課題や目標を教えてください。
一言で言えば、"継続させること"です。これだけ大きなイベントともなればそれなりの資金が必要になってくるので、いかに発展させながら安定的に続けていくかというところが、問題でもあり目標でもあると思っています。
JAPAN DAYは、実行委員や当日ボランティアなど、たくさんの方に支えられて成り立っているイベントです。だからこそ、ニュージーランドと日本の架け橋になれるよう、これからも続けていきたいですね。